これは、牛革バッグ👜の平手紐を仕上げるバンド縁折畳み機です。
平手紐を造る時は、まず革断ちした牛革を革漉き機で両端を革漉きし、それにゴム糊を塗って乾かしてから、左の折畳み口のサイズを合わせて、右端の丸いリングを右手で回し、左手で手紐を抑えながら、仕上げます。
この機械は、昔、モーターが付いていて、スイッチをヘコヘコ押して、かなりの速度で、平手紐を100本200本と大量生産しておりました。
息子が、まだ2、3歳の頃、仕事場からこのモーターの音が聞こえて来ると、何処からともなく現れては、スイッチをヘコヘコおしては、父親と一緒にお仕事をするのが大好きだった事を想い出します。
ある日の事、息子の小さかった手が、この折畳み機に挟まれてしまった事があります。
幸いにも幼い息子の手の骨は、まだまだ柔らかかった為、大事に至らず無事に済みました。
先日、息子がその時の事を想い出して「とても痛かったのを覚えている。」と話していました。
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今では、このベルト縁折畳み機は、製造中止になり、同じ物は2度と手に入りません。
モーターも、もう付いていませんが、今は大量生産をせずに、3個や5個の少量生産なので、これからも大事に使って行きたいと想います☺️。